惜しい!もう一歩で大傑作
とにかく前半が素晴らしい!
童貞おっぱい星人の妄想を具現化したような、じわりじわりというおっぱい攻めの連鎖。
挿入はクライマックスとはいえ、全体の1/10の時間で良くて、セックスの本体ではない。
(その辺押さえずに、巨乳キャラを出しておいて巨乳で売って、フェラ→挿入→アナルなどという展開をやる作品がやたら多いのは解せない。)
高飛車という設定はその妄想に入らないし本来不要なのだが、
「ここまでよ!」
「もう会わないから!」
という言葉が、どうせひっくり返るのだが落差を作って燃えさせてくれる。
思えば、高飛車は鏡裕之氏の得意テーマで、いくつもの作品で変奏している。
ついでに言えば、この処女に対するじわりじわりのおっぱい攻めも、得意テーマの一つだ。
ワンパターンという人もいるが、寅さんみたいなもので、肌の合う自分にはバリエーションとして十分楽しめる。
女の子の内面描写も、それがなければ男に都合が良すぎる展開にリアリティをもたらしてくれる。
よく考えたらありえない女の子の内面なんだけど…不思議と納得できる。
とくに前半の山場、海辺での初挿入とそこに至るまでの乳フェチは圧巻の一言!
絵・テキスト・声の相乗効果で、夢のような初体験をもたらしてくれる。
さて、問題が後半だ。
ドラマ展開はまあ良いのだが、イベントCGで質が落ちる。
時間足りなくて他の人が描いたのか…?
実は前半も(00年代中盤の古い作品ということもあろうが)おっぱい部分のCGがもう一歩感があって、そこを表情が補っている。後半表情がダメになるとかなりテンションが下がる。
立ち絵はずっとすばらしいから、イベントに入った瞬間との落差も生じる。
この後半が前半並みだったらなあ…惜しい!