シリーズ経験者には少しヌルイかも
基本的な本筋や展開は今までの監獄シリーズに沿っているので、その辺りは期待通りであった。以下に本作で気になった点を挙げる。
1.洗脳シーン やっていることは今までと大差無いはずだが、少しインパクトが薄いように感じた。他作のようないわゆる少しやり過ぎ感よりも、慎重さが前面に出ているせいかもしれない。他レビューでも少し挙げられているが、あまりここに期待しすぎると肩透かしを食らうかもしれない。
2.精神的凌辱 いままでの作品よりも力が入っていると感じたのはここ。エロの外の話ではあるが、ヒロインに対する憎しみとその理由について(他シリーズ作品より)細かく描写されていた。堕とす直前のやりとりも純粋に悪意と執念が伝わってくる、良い描写であると思う。ただ、それがエロにはあまり反映されていないのが残念なところ。
3.堕ちた後 二人同時堕ちた後のシーンが3つもあったのは嬉しい誤算であった。ただ、奴隷と恋人の中間みたいな態度になっているので支配感はいまいち薄い。
ボーガン艦長の言うところの「この世の恥と言う恥と、惨めと無残をミキサーにかけたドブのなか」とは方向性が違うからと思うしかないが、もうちょっと遠慮しなくてもいいのよというのが本作の感想であった。