15年の年月をかけて手に入れたものは、日常というこの世で最も尊いもの。
序盤の幼虫編から、エグイエグイシーンが盛り沢山。
ある程度耐性があったので普通に読み進められましたが
耐性が無いと色々な意味で鬱になりますね…。
さなぎ編から色々な物語が動き出します。
この作品をプレイして、一番の評価点はやはり人物関係が深い所でしょうか。
多少ご都合的な役もあるにはあります。
それでもそれぞれのキャラの立ち位置が絶妙。
プレイしていくほどにその深さが増します。感服しました。
成虫編はあっさりしすぎな感じもしましたが
作品の軸は全くぶれていませんでしたね…。
人物関係がこれだけしっかりしていて各々ENDもかなり種類がありました。
夢美編や蟲使い編、西館編、揚羽編もそれぞれガラリと変わります。
それでも軸がぶれないのは凄かったですね…。
内容も日常を失った一人の女の子が日常を求めるだけ。
実際ありきたりなんですよ。
でもこの作品だからこそ、感動できる。
或いはヒロインである夢美に感情移入が出来たんだと思います。
後は攻略難易度の高さも感動を際立たせているんでしょうね。。
鬼ムズかったですよ(笑
最初は攻略サイト無しでプレイしていましたが
最終章行けませんでしたからねw
でも何といっても蟲クンの健気さが良いんですよね。
蟲に萌える日がこようとは夢にも思いませんでした。
ENDでの蟲クンは異常。凄いですよw
音楽・絵(はシーンがシーンなのでそう見えないかもしれませんが)共に
結構レベルは高いと思います。
耐性の無い人に無理矢理勧めるのは嫌ですが
怖いもの見たさでプレイしたい方は絶対やった方がいいと思います。
私もその一人なのですが
良い意味でかなり期待を裏切られる作品ですから。マジでw