近代の修正を受ける前の残酷だった時代の童話のような話
悪い后に焼けた靴を履かせて殺すように、本来の童話の結末は残酷。その残酷な童話を、そのままエロゲーにしたような作品。
イントロの影絵で状況説明をすませる構成だが、影絵パートがやや冗長。本編のキャラも人形劇や芝居の登場人物のようで現実感が無い。そのため感情移入がしにくいが、キャラに思い入れが無いので陵辱シーンでもショクはない。
バッドエンドだと本人達は当然不幸になる。トゥルーエンドでも本人達以外には残酷な結末。どのルートでも生き残った人の心は壊れてしまうので、ハッピーエンドは存在しないという暗い話。
短時間でクリアできるほど短いが、低価格商品なので価格補正により10点ほど加点してある。中世風の童話っぽい話が好きなら。