最後に泣いた。
前作の車輪の影響もあって私は伏線を見破ろうとかなり疑いながら文章を読んでたのがいけなかった。
それに加え、ニコ動で「魔王は主人公の兄」とネタバレをくらい、最悪だった。
確かに主人公の兄だとすると、魔王が“花音は妹”と言っていた理由も説明がつくし、もともと京介には兄がいたという。
京介に兄がいたという文章で、実際には死んでいないというのが予測ついた。
案の定、魔王の正体が明かされた場面では何の感慨もなかった。
ネタバレのおかげで、全て予測どおり。魔王は意外な人物だった、ということで驚きたかったのになぁ。
実際、ネタバレを食らっていなくても魔王の正体が判明する場面で驚くのか、と訊かれれば否定はできないが……。
EDロールが終わり、凡作だったなぁ……と思っていたところ、死んだはずの恭平が現れて驚愕のあまり声が出てしまった。
本当に魔王は最後まで驚かせてくれますね。
最後に京介が自ら全ての罪を被ろうと、警察に自白したシーンは挿入歌も相まって泣いてしまいました。
魔王はどこまで用意周到なんだ……。
京介「手作りチョコレートだなんて、くだらん……」
ラストは、続きが非常に気になる展開でした。
京介、ハル、娘の3人で仲良く幸せに暮らして欲しいものですね……。