りそなルートのみクリア。前作同様の楽しい日常に加え、前作では語られなかった様々な背景を深く掘り下げ、シリアスな展開にも力が入った力作。内容の濃さで言えば前作の2~3倍はあるでしょう。真に迫るハラハラさせられる展開も多く全体通して非常に楽しめました。名作と言っていいと思います。一部不満は長文感想にて(ネタバレあり)
とにかく最後の最後までハラハラさせられましたが、最後の最後、たった1シーン挟んだだけで敵キャラ全員盛大に掌返して笑っちゃいました(苦笑)
さすがにあれはやり過ぎかと思います。
それまで多くの敵キャラが狂人さながらに発狂してた姿を見せているので、なおさらギャップに唖然としました。
それと、狂人と言えばリリアーヌ。
あのキャラもちょっと精神崩壊しすぎててドン引きでしたね。
なにごともやりすぎは良くないと思います。
上記の部分さえなければ稀に見る名作でしたが、そこだけが残念です。
ただ、あれだけ風呂敷を広げた上で、ラストを丁寧に畳むとなると、さらに膨大なテキストが必要になるし、それだけの手腕が必要になります。
ラストのご都合展開は前作ルナルートも程度の差はあれど同じですし、このライターの限界なのかな、と勝手に想像してしまいました。
ともあれ、全体通して楽しめた部分が大半ですので、十分名作と言っていいのではないでしょうか。