とにかく雰囲気に特化したゲームと言っていい。浸りたいなら是非。
全キャラ通しでプレイした結果。
・とにかくBGMがいい
・全員が善人(どのゲームにも言えそうだけど)
・良いゲームを作ろうというスタッフさんの意気込みが感じられる
・とにかく沙夜がかわいい
天文部という扱いづらいであろうジャンルを掘り下げていくスタイル。
過去にも他ブランドさんでそういうゲームがあったようですが自分は未プレイなので。
星に興味がある程度でしたが解説もあり、オフィシャルにもあったように星空作成ソフトを使って星空を作り上げているので緻密な描写が素敵でした。
ただ、星に興味がないor脳死プレイの方はいつまでたっても作中で語られる星を見つけづらいのではないかと不安に。実際自分も何度か見失ったのでw
甘えるなら、最初の方に光るガイドを出してくれてたんですが以降も欲しかったなと。
シナリオについては過去と現在を織り交ぜて進めていくスタイル。
わだかまりやそれぞれの思いが交錯していき、星への思い入れがそれぞれ違いながらも同じ目的に向かって進んでいく「THE青春」っていう感じがよく描かれていたと思います。
ただ、恋愛よりも天文関係の話のほうが分厚いような…?もう少しイチャラブ要素を出して欲しかったかな…ひかり、沙夜の幼なじみルートは結構大きいハプニングだったので取りかえしが聞くほどのイチャラブを期待していたらそのまま終わったので「えっ!?」って感じで少し残念でした。
キャラクター自体は魅力的なキャラばかりなので、特別誰かに不快感を感じたことはなかったです。
でも幼なじみとして一番濃いのはサブのタケなんじゃないかとww
ヒロインの中で唯一高校に入ってから知り合った織姫のグイグイ具合と寂しがりな感じはすごく好きです。
ころなも沙夜を敵視しつつも、根本が優しい+有り余る勉学の知識でしっかりと天文部についていく。
ひかりは猪突猛進ながらも周りをしっかり案じられる。沙夜の愛し方がガチなんじゃないかと。さすがコメットガール先輩
沙夜は長年の気持ちを押しこめつつ、我慢できずに突っ走ってしまうあたりがすごく可愛かった。
あと個人的にはひなみんがツボだったので行かせて欲しかった…暁斗と二人きりの部室で何もないなんておかしいでしょ?電波を受信していたのでそういうのには興味がないタイプなのは理解したけど…
とにかく、雰囲気、BGM、キャラクター、シナリオどれをとってもまさに今の時期にふさわしい、まさに冬ゲーという感じのゲームでした。
作画に違和感を感じる部分が少々あったので、ここまで作り上げてくれたならそこも頑張って欲しかったな…とは個人的に思いました。エピローグの沙夜の顔など…
でも、それを抜きにしてもやる価値は十分ある。浸りたい、ロマンが好きな人にうってつけのゲームです。