現代学園異能×リゼロ(×メタ物語性?)
■概論
個人的には主人公の「死に戻り」
メインの話のままで良かったかな、と。
最後のメタ物語性導入は余程上手く扱わないと
二番煎じとなり難しいかなと思っている。
最後にソフィーティアが出てきて
プレイヤーを物語世界内の要素として回収する。
メタ物語性を匂わせる。
「9番目のアーティファクト使い
=別の世界のカケルの同一存在
=プレイヤー(?)」
と匂わせている。
それだけでなく、
選択肢が一つしか無いにも関わらず
その選択肢をプレイヤーがわざわざ選択する必要がある。
物語世界内の登場人物がプレイヤーに語りかけてくるのは
『俺たちに翼はない』、『素晴らしき日々』を彷彿とさせるし、
選択肢については『Rewrite』を思い出させる。
第四作ではこれに絡めて何らかのtwistがありそうではある。
だが、現段階ですでにこれだけの別作品を想起させるように、
エロゲ界では使い古されてきた手法である。
それも錚々たる名作群が展開してきた手法である。
小手先のものでは満足できない。
メタ物語性は好きだが、
現段階では取ってつけた感が否めない。
カケルに感情移入していたところ、
冷水を掛けられた感すらある。
第四作でのお手並み拝見といったところである。
■各論
・声優は豪華であり文句の付け所がない。
・特に主人公と天および主人公と春風との掛け合いが楽しい。