往年の他孕シリーズのリバイバル？
タイトルから往年の「他の男の精液で孕むとき」シリーズが思い浮かびましたが、案の定主人公の弟と実父つまりヒロインから見て義父の子種を貰うという設定は正にシリーズ１作目と２作目を併せたものに似た形となっていましたね。
ただ本作では前作のような主人公側の家系を絶やさないという事情ではなく、ヒロイン側の実家（名家）とくにヒロインの母親からヒロインに対しての圧力が大きく、名家の血筋を引く子を産まなければ無理にでも離婚させると脅しがしつこく、この夫婦を追い詰める展開となっているところが前他孕シリーズとは大きく異なり新しいものでした。
それに本作では前述の理由で主人公よりヒロインが托卵に積極的（というより半強制的）ですね。
義父はヒロイン側の子種欲しに付け込んでのやや下衆で激しく迫り、また、主人公が弟に指示してネトらせ的な展開もあり、前作とはかなり異なった趣向で個性を出していたところは面白かったと評価したい。
ENDも幾つかあり、散々父親や弟に頼んだ挙句に夫婦２人で何とかしようとするルートもあり、これがTRUE ENDのような気がしてそういうルートを敢えて作っていたことは他孕ENDをより引き立てることにもなり良かったと思います。