保健室のカーテン越しに・・・ 大好物なシチュエーションだったのに・・・・
保健室のカーテン越しに・・・聞こえる艶めかしい彼女の声・・・。
彼女と協力して間男からの脅しのネタを抹消するために企てた囮作戦だったのに・・・。
俺が隣に居ることを解かっていて敢えてあんな声を出してる、もっともっとと愛撫をせがんでる・・・。
果たしてこれは演技なのか・・・、彼女は間男に本当に嫌々抱かれているのか?
いいですね、このシチュエーション、大好物でよかった。
でも、彼がカーテン越しの直ぐ側に居る状況下でも、ヒロインが間男に攻められて快感に溺れていくという、
この上ない昂奮のシチュエーション。
なのに、テキストの表現が主人公視点での懐疑心や焦燥感、悔しさ、憎悪、
それにヒロイン視点での罪悪感、羞恥心、戸惑い、彼氏への想い、
間男への復讐・それとは裏腹の背徳感、どうしようもなく抗えない快感、身体の悦び、
双方の様々な心情や欲望などのドロドロ・ネチネチ感溢れる表現がされていでなかった。
主人公が脅迫ネタの動画を壊すことに成功し一旦は彼女を取り戻したかに見える、
だけど脅すネタが実は別のものだった(エッチシーンではなく、無資格での医療行為シーン)。
ここはなかなかのトリック(医療系の常識だけど)でネタとしては良かった。
間男はこの事実に歓喜してヒロインを再び脅して追い込む。
主人公を呼び出して目の前で見せつける展開は良かった。
ただヒロインが再び堕ちる(諦める)過程の表現があっさりで、終わり方も雑な感じがしました。
保健室でのイベントがメインでそれを生かす為にヒロインがJKという設定が必要なのでしょうが、
ちょっと舞台やキャラの設定が強引なのは否めず、やっぱり看護学校とか医学系大学の方が
シナリオとしては遥かに自然だったなのかなと。
そんなにこの業界、ヒロインんがJKというか学生の制服姿が命題なのか?
全体的に寝取られ感も薄めだったのは至極残念。
自分の妻・彼女を間男を騙す為に囮として止む無く差し出して美人局的な展開のなかで、
ヒロインが感じてはいけない!絶対に快感に溺れてはいけない!と必死にもがきながら演技をする。
それでも犯されながら羞恥心や罪悪感とともに快楽にも悶えてしまい、
主人公はそれを間近に感じながら、見せつけられて、自分に課せられた作業をしながら興奮してしまう、
あーなんという屈辱、焦燥に混じった寝取られの興奮、こういうシチュエーションは大好物だ。
なのにこの作品の、テキスト、絵、声の表現に今一つこの隠微な雰囲気を表すエロさが足りなくて、
声の演技(声優の艶技)もなんか物足りく感じたのがものすごーく残念です。
ここが充実してたらもっともっとよかったのに、本当に。
惜しい作品でした。