抜きゲーとしてこれ以上の作品はまず無い。
前作のJK妹は、血の繋がりこそ明言されていなかったものの近親者と関係を持つ内容だった為、設定に重みを感じてしまうこともあったが、今作はその点を気にせずに楽しむことが出来る。
3人のヒロインはそれぞれがとても魅力的で、Honky-Tonk Pumpkin伝統のHシーンアニメーションでよく動く。
同ブランドの他作品同様パイズリ描写に並々ならぬこだわりがあるので、好きな人には特にお勧めしたい。
他の方のレビューにもあるが、ヒロインは3人全員が主人公の一歳下で、主人公の事を「お兄ちゃん」と呼ぶ。確かにこの呼び方に統一させる必要はなかったとも思うが、前作の良いところを残しつつ問題点を解消させたと見ることも出来るのではないだろうか。
JK妹で少なかった制服姿でのプレイが増えていたところも含めて、製作側が妹ヒロインの作品で再挑戦したかったんだろうなと感じた。
また、JK妹でもそうだったのでライターの癖のようなものだと思うが、ヒロインの台詞に異常な頻度で「〜だから」「〜なんだから」が使われており、くどく感じる。(音声は出ないが主人公の心の声にさえも〜だからは多用されている)
このライターのテキストには好きな表現も多いので、ここについてはもう少し違和感ないよう仕上げてもらいたかった。
不満点があるとすればそれくらいで、はっきり言って無視できるレベルの問題なので、素晴らしい作品にしてくれた製作者に感謝したい。
上記の点から2点減点としたが、抜きゲーとしてはこれまで遊んだ中で一番好きな作品である。