キャラの魅力で爽快な世界観が創り出されている。爆発的なシーンがあれば更に評価が上がった。自分の中では揺るぎない名作の1歩手前といった感じでした。
前々から気になっていてついに手を出すことに。
とても綺麗な作品だった。
攻略はアンジェリナ&ベル→セロ&ワカバ→ココ
現在を行くシロハネ編と過去のクロハネ編で構成されている。
なんといってもシロハネのテンポの良さ、爽快感、魅力あふれるキャラ達の明るく楽しい掛け合いが魅力。
時間もあっという間に過ぎるし、サクサク進められた印象。
視点がいろいろ変わるので満遍なく各キャラの心中が知れて飽きない。お気に入りキャラはセロとココです。
このコンビの掛け合いはもっと見ていたかった。
ベルは普段から大人しいので感情的になるシーンは印象に残りやすかったです。記憶石を渡され、過去の記憶が入りこみエファとベルの間で
葛藤していた場面がお気に入り。
各キャラに相性抜群のパートナーがいて全体的なバランスがかなり良い。違う組み合わせになったときの掛け合いの微妙な変化が分かり、そういった
関係性も楽しめました。登場するすべてのキャラが魅力的でした。ここがかなりポイント高いところでキャラクターあってこそのこの世界観が構築
されているといった感じ。
1イベントもあまり長くなく爆発的に感情を揺さぶられるシーンは少ないですが、様々な街を旅する日々の光景を描くだけでここまで退屈しない
作品は珍しいですね。演劇をするといった最終的な目的が明確なのでそれもあって現在の状況がわかるため、それもあるかもしれません。
逆にクロハネは重要な過去が描かれるのでやや鬱々としたお堅い印象。
クロハネでのココの喋りも分かるくらいに微妙に滑らかになってましたね。
元々自分はどんな作品においても過去編があまり好きではありません。しかし、カタハネにとってのクロハネは非常に重要な部分となり、
物語に必要不可欠なのでこれで評価が下がると言ったことはないかなと。
物語の終わりもこれからの未来がある終わりだったのでまだまだこの世界に触れていたかった....
かなり前の作品ですが逆に近年でこの世界観を創り出せるのはかなり難しいのではないかと。
とっても貴重な作品だと思います。今の時代だからこそやってみて欲しいですね。