まさに雪が降り積もっていくような、小さいけれど奇跡だけでは表せないそんな物語。この作品に求めていたものをしっかりと描いて下さって感謝です。
キャラの構図がアオナツラインにも似ており、その期待に応えるように眩しすぎるくらいの青春が繰り広げられてて満足。
個人的に好きなのは美玖√、告白シーンから最後の3人でのCGまでめちゃくちゃ好みだった。
美玖はスヴェ√でも涙を誘うような名台詞を吐いてくれて、香子√でも宗冬としっかりと別れのシーンを演出、この作品全体を通して素晴らしい役割を担ってくれていた。
全ルートで他の2人が失恋?する描写がしっかりとあったのもポイント高め。
ボリューム不足気味かと思ったがこのタイプのシナリオはだらだらやるよりもこれくらいのボリュームでしっかりと纏めてくれていた方が読了後の満足度が高いと思うのでちょうどいいボリュームだと思う。
目立った不満点はなく、優等生的な作品だった。強いて言うならもう少しボリュームがあったり少しだけでもグランドっぽいものがあっても良かったのかな?といった辺り。上述の通り、この程度のボリュームがちょうど良かったとも思うので個人的にはそこまで気にならなかった。
求めていたものをキチンと提供してくれたので多いに満足度できました。