合わない人には迷作。合う人には名作。
では、合う人、合わない人とはどんな人なのか。
合う人 :
ファンタジー及びミステリー好き。設定やシナリオに多少の綻びや矛盾があっても許容できる寛容な人。雰囲気重視な人。
合わない人:
ファンタジー嫌い。設定やシナリオに少しでも矛盾している点、説明不足な点が存在するのが許せない人。作中で出てきた謎や複線は、全て解決、回収されないと気が済まない人。
だと思います。
実際、今作では、かなりの謎が未解決或いは説明不足のままエンディングを迎えます。
これが、ライターさんの意図したものなのかどうかはわかりませんが、プレイヤーは多くを自分の想像で補う必要が出てきます。
そこもまた、この作品の一つのミステリーであり、魅力であると捉えられるかどうかで評価は分かれると思います。
また、Artの次の作品である「Heaven's Cage」を楽しめた人なら、間違いなく十二分に楽しめることでしょう。「Heaven's Cage」に比べ、カタルシスはこちらの方が上の様に感じました。
「Heaven's Cage」共々、個人的には非常に好きな作品です。