超ロミオ。
クロスチャンネルよりも難解(というか明確な答えがない)。
消化不良を感じてしまう人もいるかと思います。
エロゲーとしてはどうかなとも思います。
クロスチャンネルにしろ、この作品にしろ、
ロミオ作品に触れたときのカタルシスが得られるか否かは、
主人公の自我(性格というよりも)、読み手がどれだけ一体化できるかどうかで、決まってしまう。
一般的な主人公に対する「ああ、そんなこともある。分かる」的な、
体験してきた思い出や出来事との共感ではなく、
どれだけロミオに歩み寄れるか、みたいな感じですかね(すみません文章にできなくて)
こちらが手を差し伸べなければならないようなテキストは、きっと良くないのでしょう。
ただ、その世界に入り込みたい読み手にはとても優しい世界が待っている。
クリア後、平凡な自分がとても嬉しくなりました。
何も起こらない、だけど幸せな日々。
忍には、存分に堕落してほしい。本当にそう思いました。(最後に宗多に共感するとは思わなかった…)
自分も忍とともに超自我を垣間見れたような、不思議な錯覚に陥ることができました。
このトリップ感を得られただけで満足です。そういう意味ですごくエロゲでしたw
残された疑問なんかもありますが、自分では深く追跡しないようにしました。
後で考察サイトなんかを回ってみようと思います。
客観的なところでは正直、エロゲーとしてはどうかと思います。
細心の注意を払ってテキストを読み続けなければならなかったので、
エロテキストにまで深読みし伏線探しをしてしまい、すごい形相で読んでいたように思いますし…。
ゲーム的には、テキストに張られたリンクを飛んで読み進めていくだけ。
世界観にもハマるし、良かったのですが、攻略をするのは自分の頭の中になりますので、
目に見えた何かがあるわけではないですね。
点数は、客観的な要素がまったく入っていませんw
すみません。