(^v^)←妹が感心してる時の顔
プレイしたルート
このは→月乃→すみれ→巴→クロ&シロ
CUBE作品初プレイ(CUFFS系列でプレイ済みなのは、SphereのBerry'sのみ)。
他の人の長文感想には致命的なネタバレが乱舞しているので、気にする人は気を付けた方がいい(多分手遅れか)。
この感想では必要最小限に留める努力はしている。
このサイトでの評価がパッとしないのは理解できる。
情報開示の手際が良くなかったと言われても仕方がない。そもそも長く隠し通すことを優先してない。
シナリオ・シリアスゲーまたはキャラゲーのどちらを期待する気持ちにも十分応えられなかったんだろう。雰囲気ゲー?
一般CGが綺麗でたっぷりあるのはとてもとてもとても素晴らしい。
OPで巴のCGが4枚(集合絵除く)も出てきてそんなペースで大丈夫か? と思ったが大丈夫だった。
謎自体で最後まで引っ張るストーリーではなく、場面ごとの会話・交流に価値を認められるか次第。
登場人物の心の動きをプレイヤーに納得させるための理屈は詰まっておらず、
場に漂う理不尽さを含めた空気感を上手く摂取できれば高評価となるだろう。
自分は妹シミュレーターとして楽しんだ。
でも主人公の相手として一番しっくりくるのは、このはだと思う(小声)。
共通ルート
初っ端から巴との関係が重いな。
†露骨に迷惑そうな態度を向けられる妹かわいい†
よし、マインドセット完了。
妹が何度も心配をしてくる→あしらうというループからしか得られない栄養がある[要出典]。
しかし・・・共通ルート時点で兄妹で仲良くしてる描写が弱く、
まあそれはいいとしてもそれならそれで島にやってくる前の様子も不明なのが痛い。
お互いの渡航前後の変化を楽しみたいですよねえ。
「普段は礼儀正しくしっかり者。冷静であり、論理的。
少し打算的なところがあるが、兄には知られたくないと
思っている。」とキャラ紹介ページにあるが、そういう設定が分かる場面を序盤に・・・あったか?
寮のことは完全に月乃が仕切ってるから、世話好きなのにその点が発揮しづらいのももったいない。
このはルート
ここに来てようやく巴の良さが分かってきたようなで嬉しい。
ようやく目が覚めた時に妹が居てくれる安心感は揺るぎない。
相性のいい恋人もできたし、妹との距離感も適正になったし、OP曲流れるのも合ってるし、
大体のことは分かっていい感じにまとまったのでもう他のルート要らない説。
百合の間に挟まる趣味は無い。そうでなく兄妹ならもちろん・・・
Q.じゃあ妹がお百合に行ったら?
A.
月乃ルート
月乃×巴いいですね~(描写激薄年の差百合)。
自分、世話焼きな女性を見ると姉よりも妹を連想する指定難病にお世話になりし者、脳が破壊される・・・(意味不明)。
幸福量と社会での立ち位置を両立できず、一定確率ですれ違うことがあるのが量子妹力学。
家族は人間の感覚による概念で視点によって変化する一方、妹は極限までに愛おしい不変的存在であるというのが特殊妹相対性理論。
ただ真っすぐ進んでいるだけなのに、自然な感性と区別できない重たい愛が歪ませているように人には見えるのが一般妹相対性理論。
短いとはいえ律義に巴の失恋とフォローの場面を入れてくるのは、ちゃんと設定と向き合っててえらい(脳が再生される)。
しかし、この終わり方は予想してなかった。
このはルートと不穏さが段違いだし。巴が居合わせなかったのも痛恨か。
兄をシスコンにできなかった代償がでかすぎる。じゃなくて姉がよかった?
すみれルート
兄妹は参入困難な既得権益、見限られないための努力が大切ですね。
それはそうと巴の溺れ声ずっと聞いてると寿命が伸びそう。
すみれやるなあ~。何だかんだで巴のこと尊重してきてくれたからすみれ好き。
「手に入れるんじゃなくて、内側に入りたかった」か。そう言われる人でありたいですねえ。
それにしても、今回も主人公を真っ当なシスコンにするのは無理だったか・・・。
最終的に、このはルートでは真人間だし月乃ルートだと人でなしだし。
「妹だけど」よりも「妹だから」と思ってほしい。でないと巴の立場が無い。まあそれはそれで。
一方で図書室のシーン、巴の名前の由来の上で眠らせてあげたの、これ絶対シスコン入ってるよね。
巴ルート
大体の疑問点が解消されて、これで思う存分に巴とのいちゃいちゃに集中でき・・・るか?
†抱えてる事情が分かったうえで改めて見る妹かわいい†
こういう見方もできるのはお得だな。 (^▿^ )←妹が呆れてる時の顔
朝起こしてくれるCG何回使いまわすんだよ、ゆさゆさされるんじゃなくて足下で座ってるだけとか最高かよ。
消えた線香花火を未練そうに持ち続ける巴・・・兄が死んでも後追いしなさそうで安心!
このルートだけ核心部分ガン無視で巴との話しかしないのは清々しい。
他ヒロインの扱いのあまりのぶん投げぶりに面食らった。
最初にやった人は完全に置いてけぼりになるかもしれない。かえってその方が楽しめるかもしれないが。
泳げなくなった経緯もここで明かされるのかと思ったけど、巴と無関係ならそこに時間割くのはもったいないか。
展開の整合性とかラストの丁寧さを重視するなら減点ポイントになるが、まあどうでもいいか。
「過去の可愛さにも価値を見いだせるから、僕は妹である巴を好きになって良かったと思う」
↑よく言った! シスコンとして最後の一線は守れたようで何より
巴が勝てない間はずっと現実から逃げないという約束もいいね。
それなら周りの目を気にせず有言実行してるシーンまであった方が良かったとも思うが、
そうではなく決意を巴が受け取った時点で十分なのかなあ。
何だかよく分からなかったのは、異母兄妹であることを念頭に「義理の妹」という言い回しが出てきたこと。
片親が同じでも義理と言うのは、自分が知らないだけで一般的な用法なのか、
それか主人公は急進的実妹至上原理主義者だった・・・?
あのー、葵さん? あなたの認識について確認しておかねばならないことが・・・。
兄妹そろって敬語キャラなのは親の影響も大きいのだろうが、両親は巴に激甘なんだよな・・・。
ほんっっとうに申し訳程度にタメ口設定を呼び起こしてくるの何なん。
後輩キャラかと思ったら急にお兄ちゃん呼びしてくる某よるよるみたいなことして脳を震盪させてほしかった。
「(年相応の表情なのに、なぜか艶っぽく見えて~)」
歳がやや離れてる妹は貴重。大抵は一つ下か双子なので。とはいえ外見的にそこまで幼くは見えない。制服が共通なのは良いのか悪いのか。
(誕生月は兄が11月で妹が3月、主人公の幼少記憶力を超人的または後付けとしてあの夏の話から考えると3歳差?)
巴の言動をヤンデレ系統としてではなく中学生的不安定さと捉える自由もある。
年の差妹だからこそ感じられる色っぽさがある訳ですね(?)。
ちなみに「色」という漢字の由来の俗説として、上の「ク」が下の「巴」を(自主規制)
追加分岐
良いと思う(妹救済的観点)。
もしかして若返ってる・・・?
クロ&シロルート(追加パッチ)
ただのサブキャラHシーンかと思ってスルーしてたが、ちゃんとシナリオがあった。
不気味さや不穏さの小粒なサプリメント。最初は選べないようだ。
血縁と同居期間の重要性について? ここにちょろっと書けるようなテーマではない。
他に言及してた人が居るが、夏の色のノスタルジアにちょっと似てると思った(あちらはホラー感が強いが)。
基本的に加点する場合は情緒・高揚感への作用が主な理由になるところ、
今作はわくわくする感じでもないが理性的に眺めるのに退屈しなかった点は良かった。
「妹ゲー」としては大いに余地を含んだ設定だったと感じるが、その方向に全力で舵を切らなかった判断は個人的には不満。
巴ルートは他3人犠牲にしてる感が強いので道から外れた感も強いが、
巴も月乃ルートで死ぬよりひどい仕打ちを水面下で受けるのでイーブンか。
この島の海水浴は本来は禁止されてるのかな。鍵のかかってない屋上の20倍危ない。
以下、未プレイ者閲覧厳禁のネタバレ感想。
公式サイトの更新履歴さ、ほんま・・・