恋する痛みを知って、僕たちは大人の階段を上ってゆく
ALcotの本気、しかと見せていただきました。
体験版から引っかかってたのは、何で最初から好感度MAXのハーレム状態にしたのかって事だった。クリアした今なら、あえてそうしたと良く分かる。
ハーレム状態って事は、誰か1人とくっつけば他のヒロインは漏れなく失恋する。誰かを傷つけない選択肢などないという事を強く伝えてくる。杏鈴√はその色が特に濃い。自分はシリアス展開は少し苦手だが、今回はかなり引き込まれた。そして泣きまくった(苦笑)やっぱり恋敗れるのを見てるのは辛いものがあるなぁ。
つまり、今回は惚れる過程を描きたいんじゃなくて、恋の結末によって成長していく主人公とヒロインを描きたかったんだなと勝手に解釈した。こういうゲームはあまりやったことがなかったので新鮮だった。
推奨攻略順は特にないけど、杏鈴はラスト、つばめと泉は連続で行くのがオススメかな。
主題歌はまさに神。復活した間奏のセリフも相まって、鳥肌を立たせまくります。杏鈴の第2オープニングはそれだけで泣いてしまった。BGMも神曲揃いなのでサントラ買う、絶対買う。
以下、各√感想
・杏鈴√
我らが天使。個人的には1番。桐谷さんの声も相まってすんごくカワイイです。「ややや~」の中毒性はかなりのもの。
全√の中で一番涙腺を破壊しにくる&和の事に唯一触れるのもこのルート。
家族の話には弱いんだよー!!
・杏璃√
典型的ツンデレシスター。他のヒロインルートだと駄妹化します。秘書コスプレいいよ!
・ヘキル&ヒカル√
保住さん担当だけあって、激甘のオンパレードが襲い掛かってきます。2人ともデレてからの破壊力はこのゲームトップクラス。悶え苦しんでください。
・つばめ√
さすが我らが宮蔵さん。超王道癒し系幼なじみと小芝居とかするルート。ヘキヒカルートとはまた違うマイルドで穏やかな甘さが味わえます。初見ではHシーン飛ばす派の自分が、思わず読んでしまうくらいラブラブのHシーンがみどころ。
・泉√
キャラの暴走が持ち味の瀬尾さん担当。でも暴走具合が足りなかったかな、他キャラとの絡みも少なかったし。もっと杏璃を駄妹にしてもよかった。
それでも一般水準で見れば十分面白い。春ポコとあえ無視のネタが存分に入ってて楽しかったです。
すごく楽しませてもらいました。次の本気はいつになるか分かりませんが、四葉シリーズが定着していくことを願ってます。