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pierrotferdさんの追奏のオーグメントの長文感想

ユーザー
pierrotferd
ゲーム
追奏のオーグメント
ブランド
地雷ソフト
得点
78
参照数
392

一言コメント

わかりつらいや説明が曖昧なところあったが、全体的には良作だと思います...

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

日常会話のギャグは面白くて最初はネタ作品だと思ったが、各ルートの後半に入ると段々シリアスになった、シナリオ全体なバランスはいい出来だと思う。

以下はネタバレ注意
ただ詩帆ルートのNTRと菜美ルートの猟奇シーンについてはこの手の要素がダメな人はかなりショックだと思うが、自分的にはこれはこれでこの作品の一つの特徴として見ていますが。
残念と言うべきの点はいくつあるが、主にオーグメントルートに中心で、正直このルートなくでもシナリオの辻褄は大体合っているので十分良作になれるを思うが、逆にこのルートを入った途端いろいろ混乱になるかもしれい。
あくまで自分の理解だが、結論として蓉子が小さい頃事故があった意識不明になって、そしてその魂がオーグメントのコアの一部になって、実際二日ほどの蓉子にとっては何百年の浄化時間を過ぎて、蓉子の浄化は三人のヒロインの魂(つまり三つのルートのヒロイン達の最後)を使ったと思われる。ここで、オーグメントが「人間に取り憑いたのは初めて」と言っているが、最初のルートはともかく、以後のルートになると明らか矛盾になっている。そしてもう一つ疑問だが、過去に戻るのは未来を書き換えるかそれとも新し並行世界を生み出すのかが不明で、詩帆ルートの二つのエンディングによると新し世界を生み出すのほうが合理的だが。またオーグメントルートの最後、オーグメントは主人公の魂を使ったお陰で完全浄化になったが、その残った魂の輝き?と蓉子から出った輝きについて適当な説明になって残念でした。

ともかくゲーム全体は面白かった、若干腑に落ちない所あったが、自分にとって久々な良作でした。