個人的には良作
この作品は幽霊の存在や死生観がキーとなってますが、それと同じくらい重要なのが「花」です。ヒロイン達の名前は全て花の名前であり、その花の特徴や花言葉等からヒロインの性格やシナリオが描かれています。ending collectionでそれぞれのエンドと花の特徴の説明を読むと成程、と感心します。しかし、「ソラの花」というワードの意味は最後まで分かりませんでした。起動してすぐに「僕だけに見えるソラの花を、僕は誰に贈るのだろうか」というセンテンスが流れますが「主人公が誰と付き合うのか」という意味なのか、それともまつりの残した霊が見える力のことなのか、それとも他の意味があるのか… 私の読解力のなさや想像性のなさもあるでしょうが、その意味を知りたかったなあと思いました。
追記:ソラの花についての考察ですが、それぞれのヒロインのエンディングとオープニングソングの「キボウのソラ」の歌詞を鑑みると、ひょっとしたら「ソラの花」というのは「希望の未来」の暗喩なのかなあと思いました。その証拠にバッドエンド以外は全て「希望の未来」が描かれています。「キミへ贈る、ソラの花」は「キミと歩む希望の未来」という意味なのかなあと思いました。