看板に偽りなし?
確かに「いいなりにさせるゲーム」です。
ただ。
もうちょっと「抵抗」とか「拒絶」がエッセンスとしてあればなあ、と。
あまりにもすんなり事が進み過ぎてしまうのは、いい意味で言えば「お気楽」で、
言い方を変えれば――「消化不良」あるいは「消化が良すぎて、物足りない」。
登場人物への感情移入はできず、置いてきぼり気分でした。
価格が価格だけに、削るべきを削るのは仕方がないことで。
だからこそ、必要な部分を突き詰めることを期待していたのですが。
看板(タイトル)に偽りはなくとも、看板(業界大手)に偽りが見え隠れ。