感動より感心したというのがプレイ後の率直な気持ち。
エロゲーをプレイしていることを忘れさせてくれるほどのゲームらしいゲーム。
シナリオとバトルのどちらを評価の対象にしようか迷ってしまうほどである。
どちらもメインと受けられるので、お互いの評価をするしかない。
まず、バトルのほうはとにかくやり込み要素が多くて飽きが少ない。
武器開発と成長の為にバトルに励むのも良し。
コンボとダメージの記録に挑戦するのも良し。
オリジナルコンボで爽快感に浸るのも良し。
地獄に身を投げて自分の愚かさを知るのも良し。
というように、コンシューマーに負けないくらいの遊びがあり、
プレイヤー1人1人に合った遊び方が用意されていると言っても良いと思う。
個人的にはあと攻撃、スピード、耐久性などのカスタマイズができたら満点なんだけどなぁ。
素早い敵には攻撃力を下げて、スピードを上げる。
堅い敵はには攻撃力を上げて、スピードを下げる。
そういう遊びも加えて欲しかった。
それでも初心者から上級者まで遊べる心配りにはもう言うことはありません。
そして、シナリオのほうは世界観や伏線は良く出来ているけど、3周ぐらいで大体の内容が判ってしまうは減点。
衝撃的な展開と結末を期待していた分にその点が残念である。
それでも、最後の憐ルートでヒロイン全員と結果的に良い関係で救われて、今までの各ルートが全て憐ルートの伏線になるシナリオの作りは素直に高評価できるけど。
あとは、みのりだけ陵辱がないのは不公平だと思っていたりもしたり・・・。
けど、不満はそれぐらいである。
無駄に長く読ませるシナリオではなく、バトル要素とのバランスを考慮された最低限の文章の量でまとまっていると思う。
もし、どちらか一方に偏ってしまっていたら名作にならなかったかもしれない。
やはり、このような点から感動というより感心という言葉が気持ちに出たのだと思う。