登場人物が全員黒髪という非常に珍しいゲーム。
ストーリーは可もなく不可もなく。
原画が独特で個性的ですが、私はかなり好きです。(なので買いました)
上にも書きましたが登場人物(男も含む)がすべて黒髪です。なんか昔、「どうしてそんなに黒髪がすきなの?」とかいうエロゲがあったなぁ・・・その系譜かな?
と思って調べてみたら違いました。えにしそふとさんは新規メーカーのようです。
斜陽産業であるエロゲに新規参入とはうれしい限り、微力ながらこれからも新品購入して応援していきます。
逆に、アリスソフトさんなどの大手メーカーのゲームは「私が買わなくても他の人が買うから大丈夫か」と思って買わなかったりします。
ここからが85点を付けた理由です。あまり作品には触れてないですが。
ヒロインの1人、晴子の哀願するような立ち絵が、自分の曖昧模糊とした、でも懐かしい記憶の中のなにかのキャラクターに似ていることに私は気付く。なんだったか、どういうキャラクターだったのか、うまく思い出せない。でもきっと大切だったものだ。そうに違いない。マウスをクリックする右手を止め回想する。
そうだ、思い出した。スクールランブルの天満に似ているんだ・・・。
あの漫画を読んだのは春先だった。友人の花粉症がつらいという話を聞き流していたように思う。
高校生の時、土曜日の午前中授業が終わるといつも駅の近くの友人の家に寄り、たくさんあった漫画を読んだりゲームをしたりしていた。楽しい時間だった。
今まで忘れていた記憶が鮮明になり、当時の空の色、肌寒い気温、いつも頭の片隅にあった電車の時刻表などが思い出され、ただただ当時を懐かしむ。
追憶と同時、芋づる式に高校生の時から今現在までいろんなことがあったな。と、そして今現在の自分の状況を考えさせられた貴重な経験の発端となったので85点で。