アルトネ史上最高傑作。ヒロイン達の心の奥底をこれでもかと突き抜けた仕様で、終始圧倒させられる。ギャルゲーとしての域を二つほど飛び越えた感動作。もちろん売りである詩(ヒュムノス)やBGMも思わずプレイを忘れるほど聞き惚れます。
まだ自分がエロゲーの敷居をくぐる前、ギャルゲーに多大な興味を抱いていた頃にプレイした作品であり、内容は所々曖昧で思い出補正も係っていますが、ヒロインであるクローシェとルカの二人の心の動きを、表面化での薄っぺらい人間関係から、そこから生じた葛藤、嫉妬や醜さ、憂いや共感、そして理解に至るまでの、深層心理の奥底まで晒した作品を衝撃的な心情で受け取ったことは忘れません。
戦闘システムや世界観、BGMも前作よりアップしており、キャラも魅力的でRPGとギャルゲーの融合の枠をさらに突き詰めた感動作です。
2から始めても問題なくプレイできますが、個人的に1からをお勧めします。
そして作品を彩る歌(ヒュムノス)の旋律は、壮大な世界観とヒロインが心から紡ぎだしたと感じられる歌声です。霜月はるかさん、志方あきこさん、みとせのりこさんのファンなら一度は聴いて作品に浸ってもらいたいと思わせる出来です。
個人的にクローシェの演説場面である「METHOD_METAFALICA/.」は神曲(^^)/