悪くないけど、キモ豚の顔出しはNGかな。
本作はキモ豚や寝取られ男(彼氏)の顔がHシーン中に頻繁に映る。
かなりのアップで画面を占領するため、プレイ中も気になって仕方ない。
だけどエロ漫画(薄い本)では男の顔を存分に出すが、実はそれはあまり気にならなかったりする。
むしろ興奮を掻き立てるスパイスになる場合もあるから、一概に不要だとは言い切れない。
でもそれは、漫画という媒体で長くワンシーンに眼を割かないからとも言える。
長くて一分。大抵は流し読み(スクロール)だ。
でもエロゲーはそうではなく、一枚絵に差分はあるが、5~10分くらい割くのは当たり前。(オートモード仕様時の場合)
その間ずっと(キモ)男の顔が映りながら、Hシーンを鑑賞するのは、そっちの気が無い限り少々食傷気味になること受け合いだ。
最も男の顔を入れない構図でのHは何かと限定されてしまうが、
そこを上手く魅せるのが絵師とライター(テキスト)の腕の見せ所だろう。
あと極端な話になるが、顔のパーツで男の目線が特に気になったりする訳で、
最悪そこさえ何とかすれば、抜きゲーにおいては問題ないのでは?というのが、私の持論だ。
そして偉大な先人が考え抜いた前髪目隠しや、目元を覆う不自然な影なんかは非常に有効な解決法だったりする。
(特にキスシーンとか)
でも今回の原画家の蛹虎治郎はそれがお気に召さなかったようで……。
同人誌さながらの作風でエロゲーを描いたのは、ある意味らしいと言えばらしいけど、
今回はちょっと自重して欲しかったと思う次第。
ちなみに自分はこの絵師のお世話によくなっている口だ(笑)。一応ファンの一人。
個人的には武田弘光に匹敵する肉感的なアヘ顔伝道師と評価しており、
特徴は何と言っても純愛よりもNTR+下品堕ち。
背徳的なシリアスやダークな凌辱といった雰囲気を殆ど感じさせず、
間男やDQNに快楽に堕ちる過程がユーモラスに描かれており、本作もそれを踏襲している。
鬱要素を与えないNTRとして気軽にプレイできるのが、本作のウリの一つだろう。
そして何より快楽に染まったヒロインの表情は、何ともマヌケ顔でコケティッシュであり愛らしいの一言。
(終いには四六時中ち○ぽの事しか考えない頭で、最低のビッチになる訳だが……)
総じて、前述の男の顔さえ考慮すれば、良作となり得たのではないかと思われる惜しい出来。
口淫・アナル・露出とバリエーションは豊富であり、
アヘ顔やNTR好き、もしくは蛹虎治郎ファンなら楽しめる一品。
ロープラでは質・量(Hシーン数29)共にかなりの出来に思え、わるきゅ~れ作品の中でも優秀と自分は評価しました。
あっ、書き忘れるところだったけど、歌はいらないです。
タイトル画面で上手くも無い歌が流れるのは正直ウザかった。減点1