メインヒロインの三分の二が、腹筋バキバキな変な髪形のヒロインと、男と見間違う様な短髪ヒロインでは食指も動かない
久々の姦染新作。
懐かしさも相まって購入した次第。
しかも今回は姦染1(+姦4)と時系列と舞台が同じなので、一見様でも楽しめる仕様になっている。
”この機会に新規の方へ姦染シリーズを知ってもらいたい”という製作側の思惑が透けて見えるが、
ロープライスによって敷居も低くなり、シナリオが掴み易い点はまずまずの出来に思えてくる。
だけどそれ以外の点で幾つも不満が募る内容だった。
特にヒロインのキャラデザはプレイする前から分かっていたことだが「酷い」と切り捨てられる出来。
アスリートをヒロインに据えるのは良いが、累(スタイル抜群)以外ははっきり言って万人受けしない。
マーケティング活動を怠ったというよりは、今回は製作側が趣味に走りすぎた結果といえる。
【メインヒロイン】:私の主観
累:外見は問題ないが、中身はただのビッチであり、思っていたよりも楽しめなかった。
梨里:日焼け美人だが、古墳時代の様な髪形と妙にリアルなバキバキ腹筋に萎えた(顔芸も勘弁)。ウリである尻も微妙。
純:男みたいな短髪であり、こっちも腹筋バキバキ。胸がある分もったいない。
美鈴:ロリ体形の眼鏡少女。サブヒロインだが、あまり可愛くない。
高橋先生:ただのデブ。正直いらなかった。
上記の理由から需要受けを狙っていない為に、一定層のマニア以外に好感を得られない作品に仕上がった。
新規開拓を狙った販売戦略も、これじゃあ飛車角落ちもいいところ。
シリーズを気に入っている古参の方々が購買の大半を占めることを、このブランドはもっと自覚するべきだろう。
キャラデザは奇をてらうビジュアルよりも、過去のファン受けするヒロインを参考に可愛い系or美人系でいいのだ。
そのため私的に土台の部分で破綻している本作は、肝心のHシーンに関しても特に没入する事なく不完全燃焼で終わってしまった。
また凌辱・輪姦がメインである姦染の醍醐味を本作も踏襲しているが、今回はいつにも増して姦染者が早漏である。
挿入した途端に射精って、かなりユーザーを舐めてるが、そこはテンポと人数で補った構成を採用。
一長一短だが、個人的にHシーンは短めに感じ、あまりおかずには使えなかったのも先の理由の一つ。
特にアヘ顔は快楽では無く悶絶(苦痛)によるもので、完全な白目描写は好みが別れるところだろう。
その他細かい所になるが、従来のBADENDに見られたヒロインを救えず姦染者に凌辱されるシーンが、今回は軒並み省略されている。
一応追加パッチでサブヒロインのHシーンの補充が為されているが、はっきり言って彼女等はお呼びじゃない。
総じて物足りない感が付き纏い、私の中では期待値を大きく下回る残念な作品だった。
そしてBGMや姦染モブも相変わらず変わり映えしないのも原因の一つである。
(そこが良いという方もいるが、私には新鮮味が無くてもう飽き飽きだし、ある意味製作陣の怠慢ともいえる)
こうしたマイナス面も多いが、シナリオ面は意外とギャグが多く、いつも以上に馴染みやすかったのは確か。
詳しく明かされなかった当時の姦染経路にも触れられており、ファンにも嬉しい情報があったのも見逃せない。
それらを踏まえて総合的に判断した結果、やはり凡作の域はでないと評価した。
あくまで本作はシナリオゲーでなく、抜きゲーなのだから。
ただ累先輩の姦染時の演技が過度に表現しすぎて失笑物だったので、普通に演技できていればもう少し得点は上がったかもしれないが……。