よくよく考えると食べ物の口移し中のキスって、傍から見ると汚いですよね。それが「タコ焼き」だったら尚更というか………
プレイするつもりは無かったのに、また懲りずにヤッテしまった二作目。
(怖いもの見たさと、ワンコインで結構おつりがくるほど安かったので(^^;))
ちなみに続編では無く、単なる前作で選べなかったヒロインを入れ替えただけで大筋は一緒です。
エロい噂が学内に蔓延して、それを特定の相手(主人公みたいな奴)と実行すると奇跡が舞い降りる的な話。
書きたい事は前作の長文感想でおおよそ書いたので、今回は攻略ヒロインに目を向けていこうと思います。
さて相変わらずボッチ主人公は皆の空気ですが、今回は比較的主人公にヒロインが意識を向けた形です。
少なくとも前作の主人公＝奇跡の為の道具感は若干薄まった印象を受けました。
そしてメインはいつものキスよりも、寝取り寝取られ要素が色濃く前面に出た模様。
しかも今回のヒロインは、前回よりかなりぶっ飛んでいるときました。
まぁそこはいつもの平井ワールドなので、大目に見る事にしましょう(笑)。
それでは各ヒロインのあらすじと感想を綴っていきます。
[重度のネタバレになるのでご注意を！最も中身が本当に薄く、シナリオも有って無いようなものですが………]
【暁十六夜】
美人女教師で男子に人気なのだが、婚約者が極度の草食系で一度も手を出さないのが不満。
フィアンセと何とか肉体的コミュニケ―ションがしたくて、奇跡が叶うという淫らな噂に縋りつくシナリオです。
KISSとSEXを婚約者より早く主人公が寝取る感じで、その後もさらなる奇跡を求めて主人公との行為に溺れます。
まぁ要するにセフレですね。ちゃんと最後は先生と婚約者は結ばれますので。
中身は可もなく不可も無くといった所で、他2人のヒロインと比べるとかなりマシな分類でした。
【水晶冥】
兄命の倒錯ブラコンであり、他の男は眼中に無しの野球部マネージャー。
リストラされた兄の将来の為に、再就職できますようにと見ず知らずの主人公と噂の実行に及ぶシナリオです。
その後奇跡が成就して兄が就職するも、水晶にしつこく言い寄る男子から、
「父がその兄の会社で働く人事部門を担当しているので、付き合わないとリストラする」と脅されてしまう。
その男子を本気で殺そうと主人公に訴えるあたり、結構キテる困ったキャラ(汗)。
まぁそこは奇跡で回避しつつ、終始兄の為に身を削りながらもKISSとSEXには好意的な感じです。
ちなみに兄君が聖人君主なため近親相姦は無いようですが、お兄ちゃん一筋な姿勢は変わりません。
またGOOD ENDで主人公が兄に顔が似ている事が判明。
あくまで主人公は兄の代替として、水晶の欲求解消相手という位置づけになりますね。
ここまで見ると、果たして「攻略ヒロイン」という言葉が本当に当てはまるのか疑問に感じてきました(^^;)。
【比企珠里】
主人公と昔よく遊んだ幼馴染。
ちなみに極度のファザコン体質。
本作のアクの強いヒロインの中でも、おそらく一番キテるキャラ。
脱サラした父親のタコ焼き屋成功のために、奇跡を求めて主人公と関係を持つシナリオです。
それだけで済めばいいのですが、奇跡成就後、感極まって珠里は父親とキスSEX。
しかも何度も行為に及ぶ近親相姦三昧だと主人公に告白する相当ぶっ飛んだヤバイ奴。
また母親にバレたので、その記憶を消そうとまた奇跡に縋り主人公と行為に及ぶ始末。
もう何が何だか……(‘Д’)。
ですが本作の噂で結ばれる唯一のヒロインでもあります。
GOOD ENDで父親との関係が何故か消失するあたり、主人公の奇跡が叶ったのかもしれません。
それと一言感想で述べた「タコ焼きの口移しシーン」がこのルートで行われます。
その描写のCGがちょっと生理的に気持ち悪く、客観的に見て萎えますし、私に関してはドン引きでした。
おそらく数多あるエロゲーで「タコ焼きの口移しからのディープキス」が有るのは本作だけだと思います。
「だから何だ？」と言われば、それまでですが………ホント誰得何でしょう(^-^)？
【総評】
う～ん…………全体的に微妙かな。
それと下手したら一日で終わってしまう量なので、消化不良気味です。
わざわざ購入する価値は難しいですね。オススメもしません。
というより、もう三作目は流石に私でも購入する気はありませんし、正直飽きましたよ。
(発売されるかも未だ不透明な状況。おそらく無理じゃないかと……)
またそれとは別に、珠里のフェラとキス音がかなり不快なのはマイナス点。
何か雑音が耳にこびりつく感じで、率直に言って下手糞です。
これは他のヒロインにも言える事だが、無名の声優さんばかりなので総じて演技力は低い印象を受けます。
WINTERSも予算が厳しいと思うが、妙な所で金をケチらないで欲しかったです。
あと最後に書き忘れてましたが、選択を一度でも間違うとBAD END(主人公交えず乱交エンド)になる構成です。
主人公の価値が木っ端みじんに砕け散るので、寝取られ感を味わいたい人は必見かと。
でもコレは流石に人を選びすぎでしょう(笑)。
そんな作品でしたが、でも本作をプレイした人は既に前作をやった人なので………
私を含めて、何だかなぁ……(^^;)。と思いながら、これにて締めさせて頂きます。