これのせいでエロゲの評価が辛くなった。
初めてエロゲを購入した記念すべき一作目。
エロゲってこんなに楽しいんだーと思って、後日地雷の存在を知って愕然とさせられた記憶が今でも思い起こされます。
それはさておき。
基本的にクロスネットの特にアプリコット作品はコストパフォーマンスが非常にイイ傾向にあるような気がします。
特にMapleColorsはその筆頭。「ミニゲームやどこに行っていいか分からないのがダルイ」という人もいるでしょうが、自分の中ではゲーム性最高。
勝手な解釈なのですが、「問題児の集まりが一致団結して演劇を成功させる」という苦労や大変さが、ゲーム性を通してプレイヤーも実感できる気がするのです。「選択肢」だけだとなんとなく勝手に進行していくだけになりがちな「ストーリー進行」が、「リアルタイム」「ミニゲームクリアしないと先にも進めない」っていうハラハラ感とあいまって「達成感」につながるというか。
また、「総勢60人以上の登場人物。その一人一人に強烈な個性があります」とHPに書かれた通りというか、看板に偽りナシの魅力的なサブキャラ。
悪役は徹底して悪役に。サブキャラはサブキャラで対立やバックグラウンドをキチンと背負ってる(流石に深くは突き詰められませんが)。
とすれば、「世界は私とアナタだけのもの」になりがちな学園モノエロゲの世界でここまでやりきるのは圧巻としか言いようがない。
強いて欠点を挙げるなら「未来・もみじルート以外がほぼやっつけ」な点かしら。まー、俺はこのゲームは未来ルートが全てだと思ってるので問題ナシ。
エロ度も非常に高く、「使える」「楽しい」ゲーム。文句ナシのオススメ。但し、「サクサク進めたい」人にはオススメできません。