久しぶりに希さんの作品を楽しめた。信天翁航海録が好きな人におすすめ!
ライターが希さんということで、購入。
作品の魅力は独特な世界観とキャラクターに尽きる。
内容は王道なダンジョン探索とユーモアを兼ね備えている作品。
非現実的なユーモアを許容できるかできないかが、好みを分ける。
個人的には、エイゲンと斯波の一戦がシリアスな展開で気に入っている。
全ての個別ルートが凸凹兄弟、姉妹にまつわるエピソードであった。
優秀な身内に対するあこがれ、劣等感またその反対の感情がキャラクターを通して伝わってきた。
そのためか、話が進むうちにそれぞれのキャラクターに対して親近感を感じるようになった。
(特に、ニコルートが一番好き)
マイナス点
シリアス要素(バットエンドや鬱要素)を完全に排除したことで、
シリアスな展開から軽い展開になるときに、ちょっと無理を感じた。