前作と一部登場人物の名前と設定が被るけど、続編ではないです
一部登場人物の名前が前作と同じだけど、同姓同名の別人となっている通り、続編ではなく前作の別バージョンみたいな世界観であり、前作未プレイでも問題ない。
とはいえ、前作をプレイするとニヤリとする要素はそこかしこにあるけれどww
シナリオは前作以上に攻めている。そこかしこにエロを匂わす表現や、百合的なものがある。
結構笑いの要素もぶっこんでいて、バスタオル姿で恐怖を与える女は初めて見たww
ストーリーが進むと、時々絆の種なるものが生えている事がある。これを調べるとよりストーリーを楽しめるというのは、戦闘だけ楽しみたい人に優しい仕組み。作者は分かっているな。
前作からの変更点としては、ガチャの廃止。錬金術は使えなくなった。
戦闘メンバー6名が全員戦闘に参加する前作と違い、本作は9名+1で、戦闘に参加するのは4名まで。一部例外を除き控えには基本的に経験値が入らない。
つまり戦闘に出さないと置いて行かれる可能性があるということだ。
あとはモンスター図鑑が実装された。一度戦った敵はイベント敵も含めて登録される。
そしてフォースドロップ以外にバトルマイレージでもアイテムと交換できるようになった。
ガチャの廃止に代わる錬金術としても活用できる。
アイテムの上限は前作が99だったが、本作は999までになった。
やりこみ要素として「百戦組み手」という、その名の通り100回ひたすら戦闘をするコンテンツがある。10階制覇するごとにレアアイテムが報酬として入手できる。
長丁場になるため、アイテムをしっかり買いこまないと(特にフォースポーション系)息切れする。
バトルは前作同様、雑魚が本気で殺しにかかるが、前作と違いある事に気づくと楽になる。
それは時々ヒントにも出ているが、「かばう」を使うとかばう使用者以外が攻撃ターゲットにならないのである。しかも全体攻撃もかばう使用者以外の分を食らう事もない。
これを利用して、一人だけかばうを使う肉壁を用意し、他の三人は攻撃に特化するというのが楽に進むコツである。
従って、キャラメイクも肉壁役は防御、精防、回避率、状態異常耐性を重視し、余裕があればHPを上げる。それ以外は攻撃、精攻、命中率、クリティカル率を重視ではっきり分かれる事になる。
肉壁役候補は三名いるが、お勧めはやはり主人公のベヨネット。戦闘メンバーから外せないため、一人だけレベルが高くなる、他は加入時期が遅い、ベヨネットの火力は並というのがその理由。
二刀流が可能なキャラは極力二刀流をお勧めする。キャラメイク次第で段違いにダメージが違う。
またチャージやハイチャージ、ステータスアップを使い、属性弱点や種族特攻を突くとダメージが跳ね上がるのは前作同様。
ボスにステータスダウンや毒が効きやすいのは前作も同様だったが、意外にも麻痺が効くボスも多い。
個人的には獣人君はダメージよりもスピード重視で両手に毒と麻痺の追加効果を与える武器を装備し、フラッシュ系で全体に状態異常をばらまく仕事をさせると、ボスによっては完封できる。
まともに戦うと倒しにくいボスには是非試したい。百戦組み手でも有効だ。
総じて遊びやすくなった名作。RPGあるあるで「次に行く場所が分からない」というものがあるが、「!」のナビアイコンで迷わずに行けるため長編ながらサクサク進める。
UIが一部使いづらい部分があるのだけが唯一の不満だが、それ以外は概ね満足できる出来。
RPGが好きならば一度はプレイしてみるべき。