大きくズレていなければ名作になりそうだったのに・・・
おそらくブランド初のSLGという事で、システム面はかなり気合が入っている。
戦闘も面白いし、ゲームバランスは取れているので、普通にSLGとして遊ぶ分には文句なし。
ただし、大陸制覇という話にしては登場人物が少ないし、エロも多いとは言えない。
しかしそれよりも致命的なのが、よりにもよって敗北エロ中心ということである。
本作では男の国と女の国が覇権をかけて戦っており、基本的に登場するヒロイン達は女丈夫であり、豪傑ぞろいである。
もし彼女らの敗北エロ中心という話にしたいならば、主人公は男側(熊王)にした方が良かったと思う。
ところが、本作は女側が主人公である。そして、女武将は基本的に強いため、普通にプレイすると2時間もかからずにクリアできてしまう。
それは逆を言えば、負けるのに工夫がいるという事である。
もうお分かりだろう。敗北エロを見るためにわざと負けるのに多大な労力がいるのだ。
自分はSLG部分が楽しめたのでそんなにひどい点数にはしなかったけれども、作業プレイがダメな方ならば、確実に地雷ゲーに認定するのは想像に難くない。
その肝心のエロに関してはかなり出来がいい。おかずには間違いなく使えると思う。だからこそ余計に罪なんだよね・・・
エロを見るための攻略だが、基本的に熊王と配下の4武将に負けると敗北エロを見ることができる。
殲美は猛爪将以外にすべて負けること。艶命は猛獅将以外にすべて負けること。
翡鈴は猛獅将以外にすべて負けること。零華は猛虎将以外にすべて負けること。
曹麗が負けるか城をすべて占拠されると男エンディング(バッドエンド)。ただし、城をすべて占拠されないと見ることが出来ないエロが一つあるので、曹麗が負ける必要はない。
一番めんどいのが城をすべて占拠されることである。敵を誘導するのが非常に面倒である。何せ気まぐれでランダムだから。
これしないとコンプできないとかマジ勘弁してくれ。
個人的には女性上位のエロ中心にした方がいいと思うし、それを期待して購入した。それは見事に裏切られたわけだが、開発チームはこのあたり反省して次の作品に生かしてもらいたいものだ。