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painsalさんの女騎士と男漁りの呪いの長文感想

ユーザー
painsal
ゲーム
女騎士と男漁りの呪い
ブランド
砂時計と鉛筆
得点
90
参照数
274

一言コメント

シスターセリンよりも長足の進歩

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

前作シスターセリンもクエスト実行型のRPGだったが、本作は前作の反省点を生かした作品となっている。
具体的には、モンスター討伐の依頼をこなすと、教会の名声が上がり、新しい依頼が舞い込んで来たり、新しい設備で新種のアイテムを作れたりする。
またフィールドを歩くだけで呪いにより淫魔に近づくため、ただ敵を倒してレベルを上げるだけではクリアできない(淫魔になるとゲームオーバーになるため)。
クリアするだけならば、教会のテーブルに最初から置いてある聖水を毎回飲んでおけば、呪いを抑えることができるため、聖水を飲みつつ淫魔度を下げる鎧を身に着ければ淫魔化を抑えることは容易。
とはいえ、淫魔度を抑えてばかりだと、姉のシスターの売春エロ以外はほとんど見ることができないので、適度に聖水を飲むのをさぼらないとエロゲーとしては楽しめないだろう。
エロを楽しみたいならば、街の南東にある夜だけ開いている店で装備を合成すればエロの回収は容易。
やりこみ度は高く、この値段とボリュームにしてはかなり楽しめる。コスパ的にもお勧めできる作品。
ゲームバランスもいい感じに取れていて、RPGとしての手ごたえを求める方にもプレイしてもらいたいと思える。
シスターセリンで不満を感じた方も、本作でサークルを見直すだろうと思う。