好きなゲームなだけに不満点が目に付く
勇者に敗れた少女魔王が勇者に逆襲するというシナリオは今ではそう珍しくない。
ゲーム開始時の勇者は実際に強く、打倒目標として申し分ない存在・・・のはずなのだが、ある時点からヘタレになっていく。
しかもストーリーが進むにつれヘタレ度がどんどん高くなっていくので、これに耐える事が出来るかどうかが本作の評価を分けると思う。
不満点は色々あるが、まずは途中で仲間になるサクヤが離脱してしまうこと。いいキャラなのだからぜひ最終決戦までついてきて欲しかった。
そしてゼクシィの存在感がなさすぎ。パーティメンバーに加わりそうで加わらないというまさかの展開。おまけにイリスに弄ばれ続けるときた。
いい所がないと思ったら、専用エンドがあったりする。このあたり優遇されているのかよく分からん。
あとはソニアが全体回復魔法を持っているくせに、入ったと思ったらさっさと離脱とかどういうことなの・・・
一応イリスも回復はできるが、ソロプレイの期間が長いせいか単体回復魔法のみ。
でも後半のボスは全体攻撃する奴が多いので、地味に痛い。
そうそう、周回プレイなどをすると勇者のレベルが初期レベルに戻るのは仕様なんだろうか?個人的には最大の不満点。
光る部分もある。まずはクリアするとエンド分岐時点まで戻る事が出来る点。
周回プレイもあるのだが、回想やCGをきちんと回収していれば(ボスで敗北するとか町や村でエロイベントを見つけて何回もエッチするとか)、最初に戻らなくてもエンド分岐点まで戻れば回収は容易だし、プレイ時間も短縮できる。
あと、本作は敵を倒した時の報酬が経験値は多めで、お金は少なめになっている。
その代わり町でのエロイベントで多額の報酬を得ることが出来るため、エロイベントを見る必然性が生まれている。
エロイベントへの誘導がうまく出来ているのだ。エロ重視のRPGでもエロイベントを見なくてもクリアできる作品って意外とあったりするので、ちゃんとそこを考慮している点は評価するべきだと思う。
総じて不満点はあるものの、割と楽しくプレイできた。欲を言えばゲームスタート時の勇者の仲間にももっと出番があればよかったかなと思う。ていうか、真ルートの展開が進むと、彼らがかわいそうと思うのは自分だけ?
プレイの仕方にもよるが、テンポよくサクサク進むので、躓くことはあまりない。レベルが足りないならばダンジョン内の回復ポイントでレベル上げ出来るし。敗北エロと異種姦、凌辱スキーならばプレイする価値はあるだろう。