(GiveUp) あまりの作業プレイに辟易してギブアップ
通常クリアまで7~12時間程度とのことだが、6時間あたりでギブアップ。
何しろ相性が最悪である。もん娘ものなのに攻略に時間制限ありとか、製作者のセンスを疑う。
まずもん娘ものの魅力とは何か?それは様々な人外モンスター娘の人外ならではのエロと、人外ならではのコミュニケーションを楽しむ事が出来る事である。
本作のキャラデザは悪くないし、キャラクターの肉付けも悪くない。エチルソフトは魅力的なキャラクター作りで勝負するサークルだと思うし、だからこそ本作に期待していた部分もある。
ところが、一方でエチルソフトはRPGで勝負するサークルでもある。RPGの魅力とは、キャラクターの育成であるというのが自分の持論であり、そういう意味ではもん娘ものとRPGの相性は抜群であると言える。
しかし、そこに時間制限を設けるという愚行を犯してしまった結果、もん娘の育成を楽しむ余地が減ってしまい、本作の魅力は激減してしまった。
何しろ仲間に出来るもん娘は21種類も存在する。クリアするだけならば21種類もいらないし、その中で気に入ったやつだけを徹底的に強化すればいい。
でもそれじゃあ駄目なんだよ!!人外の女の子が21種類もいるのならば、どうせなら全員を徹底的に気が済むまで育ててみたいじゃないか!!
つまりは時間に追われるのではなく、マターリジクーリと21種類のもん娘の育成を楽しみたいのに、それが出来ないのである。
同じエチルソフトの作品に「エターナル・アフェクション」という作品があるが、こちらも時間制限がある。
しかしあちらは5人しかいないので、まだ救いがある。
それに比べれば、21種類もいる本作は、様々なプレイスタイルが楽しめるように見せかけて、実際は早期加入キャラの徹底強化をした方が楽なので、どうしても後で仲間になったキャラを育てる気にはなれない。
時間制限をつけなければ、まだ後期加入キャラの出番はあったように思うが、非常に残念である。
もう一つ残念な点は、スマッシュ系の技を連発すれば雑魚はたいてい対応できる点である。
ボスはさすがに頭を使うことになるが、それでもイス系魔法でスタンさせるのに成功すれば格段に勝率が上がる。
逆に言えば、それ以外の技を覚える必要性がないということであり、これでは戦術の幅も何もあったものではない。
もん娘とエッチすれば新しい技を覚えてくれるが、出番がほとんどなければ意味がない。
つまりはスマッシュするだけの作業ゲーになるということであり、それがあまりにダルくなったのでギブアップした次第。
2作立て続けにもん娘ものを出したが、次ももん娘ものを作るのだろうか?
もし作るのならば、次はもん娘の育成が楽しくなるような作品を作ってほしいものである。