やはりバロックの３Ｄ技術は歪みなかった
前作ミッドガルドに続いて、今度は３ＤシミュレーションＲＰＧをリリースしたバロック。
チップキャラはもろスタジオエゴそのものだし、１９９９年の時点で完成された３Ｄの戦場フィールドマップは、ミッドガルドもそうだけど衝撃的だった。
しかもシナリオもよく出来ていて、自軍はモンスター、敵は勇者軍団。今ではありがちな設定だけど、当時はまだ少なかったと思う。ネタバレもかなり衝撃的だったし。
あと、声優非公開だけど、ちゃんと声もついていましたね。ちょうどエロゲーに声付きが増え始めたのが本作リリースのこの頃だったと思う。
色んな意味で前衛的だったし、だからこそバロック、スタジオエゴの作品を買っていたという所もある。
属性の組み合わせでアーツを発見するというのもシステムとしては面白かったが、ゲームそのものはぬるめ。
後半になるとマップ全体攻撃のアーツを連発する敵が出てくるが、ＭＰが切れればただのデクと化すので、結局のところ回復系をきちんと揃えて、耐え切れれば勝ちという世界。
そういう意味では結構大味なゲームではある。