お店を経営するRPGではなく、敗北エロやコスプレを楽しむ作品
魔法洋服店というから、素材から服を作って売りながら店を発展させると勝手に思っていたが、ただの敗北エロやコスプレを楽しむ作品だった。
それは別にいいのだが、敵から素材を落とすことが少なく、特定の場所で素材が一気にたくさん採取できるのだから、お店で服を作って売るという要素もあって良かったと思う。しかもアルバイトの子に新しい素材を売れば、次からは店で無限に買える。なんかもったいない作品だなと思った。
戦闘はキャロルが攻撃魔法を覚えるあたりから楽になるのだが、粘液や精液を浴びたときに命中率がただでさえしょっぱいのに、全然当たらなくなる。毒や暗闇よりも頻度が高いくせに回復手段が少ないなんて・・・
という事で、MPが豊富になれば魔法の方が戦闘がサクサク進む。また次のランクのダンジョンに行くと報酬が跳ね上がるため、素材集め目的以外は上位ダンジョンの方が稼げる。
本作最大の不満は2週目プレイ前提でないとコンプできないくせに、引き継ぐものが想出の宝珠のみという点である。レベルやアイテムを引き継いで強くてニューゲームが嫌いならそれでもいいのだが、辞典までクリアされるというのは納得いかない。普通に引き継ぐのに何の問題ですか?
これによってコンプ意欲がものすごく減退した。正直エンドを3種類見ればもういいかと思った。
個人的には名作になりそこねた惜しい作品である。