ツッコミ役がいない掛け合いほどつまらないものはない
本作をプレイして最もイタイと思ったのは、主人公。
劇団近未来って、ヒロインがどこかポケポケと抜けたような作品が多いが、本作も例外ではない。
ところが、最悪なことに本作に限ってはヒロイン以上に主人公が抜けているのである。
漫才で例えるならば、ツッコミ役がいない。
他の作品って、主人公がツッコミ役として機能しているからそれなりに読めたりするのだが、本作はｇｄｇｄになっている。
笑うどころか、イライラしてくる。ツッコミ役が手綱を握って引き締めてくれるから面白く読める。
これならば、ヒロインがツッコミ役に徹する形にした方がよほど面白いだろう。
絵は良かった。劇団近未来は無駄に絵のクオリティが高かったりするので、そこだけは安心できた。
本作は水着フェチ向けの作品だが、水着の魅力を引き出した仕事ぶり歪みねぇな。
水着にかかった精液はエロい。それを再確認させてくれる作品としてはいいと思う。
それだけに水着の魅力をもってしてもカバーできないダメな主人公の存在が恨めしい。