この時点でのエウシュリーの集大成
シナリオ的には救われないのが本筋なのだが、二人の主人公が一緒に協力するルートもあるのでそこで心情的には救われる。
ひとつ不満があるとすれば、ゼフィラはもっと活躍させて欲しかった。なんか中途半端に消えてしまったので・・・
ZEROよりもさらに練られていて、しかも待望の合成復活。さらに闘技場も制覇しがいがあり、単純にステータスが高い装備をつければ勝てると言うふうになっていないのが良い。
闘技場自体はZEROにもあったが、レベルが上がれば割と力押しで何とかなった。
あとZEROのアペンドのおまけダンジョンに相当するエクストラダンジョンがはじめから実装されていて、超がつくほど難易度が高い。
やりごたえはあるのだが、魔法主体のキャラが空気になるのはどうかと思った。
称号システムもなかなか良かったが、基本強い称号を選択することが多いので、こちらはもう一工夫欲しかったな。
アペンドも例によってあるが、アペンド追加キャラは総じてチート性能。難易度がかなり下がる。
特にver2.0のキャラはゲームバランスを崩すと思うのだが、どうなんだろう?
しかし最大の欠点はスキルの熟練度上げがだるいことではないだろうか。
強いスキルを覚えないと後がきつくなるので必ずやらなければならないが、レベリングよりもはるかに時間がかかる。
レベリングゲーは好きではないが、だからと言ってスキルレベリングゲーになるというのもな。
個人的にやりこみが好きなので苦痛ではなかったが、人によってはスキルレベリングで投げるかも。
マイナス点も無い訳ではないが、総じて満足できる作品なのでこの点数。
エウシュリーの名作を3つ挙げよと言われたら、2つ目に本作を挙げよう。