可もなく不可もなく、普通に楽しめるゲーム。エロは少し足らないが、楽しむゲームを求める人には薦めてもいいかと。ただ、若干シナリオの構成や話しの運びに古さを感じる。個人的にはDOSゲー時代が頭をよぎった。
全体的には良くできていると思うが、メインの白バラ会の3人には少し作り手側の無理を感じた。あと、どうしようもないのだろうが立ち絵が狂ってる。とくに先輩の立ち絵はかなり歪に見えた。
シナリオは各ヒロインルートでそれぞれ全く違う話になっているのは好感が持てた。おかげで飽きることなく全ヒロインを攻略できる。さらにほぼ全ヒロインに嫉妬シーンがあったのは良かった。
個別の感想としては、純粋にお嬢様ヒロインを貫く氷澄ルートは、まぁ逆玉の輿ハッピールートでヒロインの性格までが変わるような変化を楽しめる。純ルートはコメディ系で主人公がよく気絶させられるが適度に笑いあり。小夜子ルートは…直球ストレートの幼馴染ルート。
一番目立つ優菜先輩ルートは、他と全くことなる。原因不明の病気になり、近々失明すると宣告された先輩とのやや悲しいシナリオ。病気に立ち向かう先輩と例え失明しても付いていくと覚悟を決めた主人公の話。がしかし…終盤先輩が失明するとすぐに治療法が見つかりその後話であっさり回復。プレイヤーとしては感動の余韻に浸る間も与えられず、一気にハッピーエンドへってのは、ちょっと拍子抜け。
そして最後に華音ルート、なぜ白バラ会の3人のうち彼女だけが最後に回されたかというと…シナリオに内容がない(汗) エロ最薄、感動なし、起伏微妙。え~っと、いったい製作サイドは、何が言いたかったのか? さっぱりわかりません。私の読解力が低いだけなのかな?w