これは「エロゲー」なのか?
骨太なスト-リー、それをぐいぐいと読ませる文章力、いずれも抜きんでている。
ただ、印象としてはSF小説の一ジャンルを読んでいるような感じがした。
分岐によりバッドエンドはあるものの、実際には殆ど一本道。
シナリオライターが小説の世界に行ってしまったことも納得できる。
ゲームの特性を生かした点としては、1周クリア後に「破局に至らないifストーリー」が分岐によって選べるようになっていること。これがなければむしろ小説とした方が良いだろうと感じた。