CG・雰囲気・シナリオとも傑作。特に人間関係については、最近の作品にはないリアリティーがある。しかし、今このようなゲームを出しても叩かれるだけだろう・・・
中学時代に部活を共にした仲間の同窓会。
男性・女性キャラとも最近の作品のように記号化されていない。
特に男性キャラの性格付けや思考はきっちり設定されているし、女性キャラも全員が意味不明に主人公に惚れていたりはしない。
男女とも、単純に昔を懐かしむ者から思惑を持っている者まで様々で、ゲーム中もそれぞれの考えによって行動する。当然主人公以外の男キャラを狙っている女性もいれば、男子部員も意中の女性があったり、スポーツに夢中で異性は眼中になかったりと様々。主人公とくっつかなかった女性は、他の男性とくっついたりすることもしばしば。
自分はとても面白いと思うが、このような作品は今出しても一部から猛烈に叩かれて評価されないのだろう。結果、ゲームの幅が非常に狭く非現実的になっている気がする。