タイトル通り幼馴染と過ごした長い月日、その中の夏だけを切り取った作品。劇的なことなんて滅多になくて、当たり前にあるような日々の羅列だったけれど、だからこそ真っ直ぐ心に響いた作品でした。
思春期のマインドの共感性、その解像度や初体験の失敗描写のリアリティに驚かされた。 最後の最後に2人が無意識に忌避してた"失敗"に向き合うことに対してクラクラしてしまった。 その何気ない幸せも、ほろ苦さも、青春のそれであるのですから。