いろいろ中途半端な面がある
今作は姫巫女シリーズの3作目と言うことらしいが前2作は未プレイで今作をプレイ。ただし用語集がある上に
前作のHPに姫巫女についての詳細設定みたいなのがあるからそういうのを見れば今作は大丈夫な感じ。
システムはオーソドックスに選択肢を選んでいくADVで良くも悪くも普通、前2作が捻った感じのシステムだった
らしいが今作はそういう面では煩わしさはなかった。ちなみにクリアでCG&回想の他に立ち絵鑑賞も追加される。
あとHPに書いてないけど陰毛のON/OFF機能があるのだがモザイクの下に追加されるためあまりありがたみはない。
クリアしてみてだが開発側は別のシステムで作りたかったのではないかと思った面がある。
まずクリア後に立ち絵キャラの鑑賞モードがあるが本編では使われないハガー(パッケ絵で股間についてるやつ)
の差分がある。ゲームブックの方式時代のように進行によって立ち絵が変わるようなものを作ろうとしていたのでは
ないのかと思った。また探索で水や食料を見つけた際にアイテムとして入手するような描写があったりと探索系
の面もあったように思う。さらにゲームを解析した人によれば使われていない絵もゲーム内には一応存在して
いるらしく発売前に1度延期になったことも考えると製作で何か方針変更をしたなのではないかと思います。
次に敵についてですがHPに書いてある設定がほぼ生きていませんでした。馬顔のやつは頭脳派で姫巫女を
操れると書いてありますがそんなシーンはないですし(上で書いたハガーをこいつが使うはずだった?)、
泥のやつは馬頭の言うことには応えるようだと言うこと書いてありますがそもそも作中で会話シーンはありません
一応どうして馬が遊園地を占拠しようかとしたのかの説明はありますが泥とあとうすらとか言うやつがなんで
遊園地に集まって来たのかの説明はありません。抜きゲーとは言えシチュエーションは大事ですからこういう
ところはちゃんとしてほしかったです。
ついでにうすらについてですがHPには体内で犯す的なことが書いてありますがこいつに選択肢のミスで敗北しても
特に飲み込まれた的な説明はされません。負けたら急に異空間みたいなところで主人公が犯されたりしてます。
説明読んでいれば飲まれたのはわかりますけどちょいちょい説明不足感が否めません。
前作からのゲストキャラとして(声優の関係もあってか)小原、藤沢の2名と巫女として麗愛が登場します。
公式で麗愛はやられキャラなのか今作ではただ単に犯されにのこのこやって来ているようにしか思えませんが
人気はあるようなのでこれで良いのでしょう。
今作は急いでと言うかとりあえずで出した感が否めません。無理に間口の広いADV方式でなくても縁の過去作の
Thiefシリーズ?は評判が良いようなのでちゃんとやってほしかったです。取扱い説明書やオフィシャル通販でつく
冊子に書いてあったSSに関してはとてもよかったと思います。これはこれからも続けてほしいと思いました。