昔のヤリゲーを思い出す雰囲気は嫌いじゃないが、肉付けが足りないので、残念な出来だった。
ともかく、数は多くとも、一つ一つは短いお手軽エロシーン集的ゲーム、クリアして即売り払いたくなった。
尺はフルプライスとは思えない短さで、つまんなくてもすぐコンプリートできますよ、エンディングのスッタフロール（？）は必見です。
一つのヒロインに複数のエンドがある、今はあまり見なくなった展開に懐かしさを感じられたが、やっつけ仕事な感じで、いまひとつ努力が足りなかったようだ。
このゲームで一番に記憶に残るのは、エロシーンでもヒロインでもなく、頭の悪い、隠語連発の友人だろう、ブレなさに尊敬の念を送りたい。自分の高校時代の友人との会話を思い出させる下ネタ連発に、妙にノスタルジックな気持ちになれた。
しかし名前すら思い出せない、この主人公の友人の存在は、いなくてもストーリーには一切関係ないところもとってつけた感が清々しい（笑）
エロシーンは、いきなり裸的なのが多くて、展開についていけない、端的に言えば差分が足りない。
煮詰めれば良作になりそうなのに勿体ない。