この作品と出会えて本当によかった。
寝る間を惜しむほど引き込まれました。
2時間の睡眠でそのまま仕事っていうこともあったので、
一部のプレイヤーには中毒症状をもたらすことを実感しました。
最近のゲームはヴォイス有りなことは当然で、
自分もそれが当たり前のように感じていました。
プレイ当初は読むのが億劫でかなり不満を覚えましたが、
逆に自分のイメージと違った声優さんで
キャライメージを壊されることがなく楽しめました。
アニメをみたことはありませんが、どんな感じなのかな。
古いゲームを好んでやっていた自分としては
ヴィジュアルノベル・AVGの表現力はここまできていたのかと
驚きを隠せませんでした。
そんな技術の進化をうまく呑み込んで
シナリオが生かされているのはゲームでの長所ですね。
月姫は触れる程度にしか知りませんが、
Fateをやってみて自分も楽しめるものだということを
肌で感じました。機会があればやってみたいものです。
自分の正直な感想ですが、
士郎に不満を覚えました。
今となれば冒頭でランサーに心臓を付かれるだけではなく、
復活できないくらいに跡形もなく粉砕してほしかったです。
でもそれじゃあ話しとして繋がりませんね、すいません。
と不満ばかりでしたが、
桜ルートの士郎は人間味があって好感をもてました。
正義の味方じゃなくて桜の味方となった士郎の苦しみ様…
いい気味だったね。
でも、後半に進むにつれ危機感が薄れて行き、
都合のいいように閉められていたのには笑いが止まりませんでした。
でもよかったです、桜には良い終り方だったんで。
そう、桜・凛の終り方は納得できましたがセイバーは…
セイバーが士郎と幸せな生活を送るエンドがみたかった
という声は少なくないですよね。
そりゃそうですよ、自分もそんな中の一人ですよ。
ああいうのもいいシメだというのは理解できますが納得できません。
と、思い返すだけで熱くなれるこ作品は素晴らしいということで…
最後に95点にした理由ですが、自分がこれから先に
この作品よりも楽しかったと感じられるものと
出会えなかったときに100点にしたいと思います。
これ以上の作品とは出会えないではないだろうか、
という完成度ですが、それではなんの楽しみもなくなってしまうので。
メーカーさんがこの作品を越えるもの世に排出してくれるという
望みを込めて-5点としてみました。
今から楽しみにしましょうか。