章の終わりの雑記帳資料選択は、正直どう影響しているのか、選択の意味合いがよくわからなかったんですが、後半から少しずつ真相が浮かび上がってくる展開や、時折その雑記帳を見ながら人間関係を推理して読み進めるのは、楽しかったです。
既読スキップ、バックログ機能など、システムに不便に感じることは
ありませんでした。 基本的に一本道で、章ごとに各キャラにスポットを
当て、エロと大事な情報が入ってくる構成です。
伝奇的な要素や戦闘、ファンタジーっといったものもなく、ただ劇団を
舞台とした人間関係が描かれており、それだけに大正という時代設定が、
お話をより面白くしていると思います。
音楽も「花鳥風月」「風鈴」といった曲等、雰囲気を感じさせられ
良かったです。 ただ和服だけでなく、時代ならでこその小道具を
もう少し用意して欲しかったなぁと。
エロはオーソドックス。 主要ヒロインとサブとの役回りがはっきり
していて、主要ヒロインとは1回2、3カットずつくらいで、サブは
主人公以外担当です。
<以下、ネタバレ入ってます>
奈美さんの第一印象で「夜毎調教担当して夫の悪事をサポートする妻と
いったところか」と感じたのは、すっかりエロゲ脳に侵されているの
でしょうか。 進めるごとにその暖かみを感じ、章ごとに心傾けられた
ので、終盤はすっかり気持ちが入りました。 それにしてもメインと
思しきヒロインとの事無しは潔過ぎです。