システムは時折面倒に感じるコマンド選択式、設定や世界観、サブキャラ達にも正直あまり惹かれなかったんですが、ただただ一途な物語に打たれました。
初っ端の声の演出は誰に当てているのか、最初はわかりませんでした。
該当キャラがわかった後でも、ちょっと否定したい気分です。 そんな
プロローグに進行は少し面倒な選択コマンド形式、ナヨっ気漂う主人公、
章終えるまでヒロインとは思わなかったレチの不幸オーラと、ツカミは
どんよりだったんですが、1章の中盤からは物語にすっかりはまり込みました。
カットの入る間が何とも絶妙で、二人で納まるCGは麗しく、時折そのCGに
息を呑んだり、鳥肌で時間が止められるような思いでした。 各章の読了
ごとに胸締め付けられただけに、来たるレチとのあの演出には、言葉無しです。
この大事にされた二人の数々の演出には、ほんとにもう愛でちぎりたい気分です。
4章での戦いの前夜の拒むシーンは、ありきたりなセリフですが、
それまでの経緯等があって響く言葉で、獣な自分には効果音が鳴るくらい
胸に来ました。 とにかく一途で一々口に出すばか正直な優しい言葉が
恥ずかし過ぎて、キャラはアズ一点でした。
絵柄等から趣向が女性寄りかなと思いますが、根っこに秘めつつも
エロ戦線を駆け抜ける壮漢にも感じるものが大きいかもしれないです。