中盤までは少々退屈感もありましたが、中盤からラストにかけての展開、ヒロインの感情が切なかったです。
休戦中の小国。 執事やメイド達との穏やかな日常。
からかい、からかわれ、「うふふ♪」「わはは」の世界に、首元がむず痒くなる
こともありますが、次第に心地よくなるのほほんとした暖かい日々のやりとり。
しかしながらその間、ほとんど立ち絵のみで進行し、終盤に来るまでイベント絵が
かなり少なく、物足りない気がします。
そういったこともあり、お話が動くまでは少し退屈もあったのですが、
中盤からラストに至るまで、特にコリーンとセシルのルートが楽しめました。
自分はコリーン→セシル→アリサの順に辿ったので、アリサのルートでは
前の二人でお話がだいたい明かされるため、最後は少し盛り上がりに
欠けました。
また、サブキャラのバレンタインやハルカの絡みもやたら可笑しかったです。
ただ主人公の、あることについては、もう少し説明なりストーリーが
欲しかったです。
バックログ機能がなく、未読既読判別の無いスキップなどシステムは
あまり親切ではありません。 加えて画像取り込みという機能はあるものの、
CG回想といったシステムが無いのもマイナス。
また、誤字脱字は見過ごせますが、しっとりくるシーンで文字化けらしき
ものも、残念です。 (異星人設定で故郷の星にメッセージを送って
いるのかと誤解しました)
Hシーンは、構図やヒロインの性格もあって、エロいというよりも、
雰囲気や二人のイベントを大事にしている印象。 静かで控えめな曲に加え、
ベッドシーンのやりとりが、そこに至るまでの二人の関係、雰囲気そのままで
丁寧に描かれ、特にコリーンとの会話は、こっ恥ずかしくも優しく、とても
良い感じでした。
登場人物がそれぞれ魅力的だっただけに、音声無しというのが残念。