人外ヒロインに萌えた♪しろのぴかぴかお星さま
死んだペットの犬が飼い主に会いたくて戻ってくるって設定を聞いただけで去年長年飼ってたワンコが死んだ身として買わざるを得なかったんですが、思った以上にグッと来ましたね
人間の姿になって会いに来たしろを最初はモチロン、飼い主の由紀はしろだと気づく訳もないのですが、徐々にもしかしてしろ?からしろが会いに帰ってきたとなる心理描写が細かく美しく描かれていましたね
正直その分共通部分だけでもかなりのプレイ時間を要したのでケモノっ娘属性の無い方や抜きゲーメインでプレイするユーザーにはオススメ出来ないかもですね
肝心の個別ルートなんですが、その前にあるルート分岐直前の灯篭流しのシーンがひょっとしたらこの作品の一番の見せ場なんじゃ?って思う位の素晴らしさだった事を一言
しろルートはペットと飼い主とういう関係からしろが女の子として目覚めて、恋愛感情を抱いていく描写は切なくも美しく感じました
「しろの願いで奇跡がが起こったのなら、今度は俺が奇跡を起こす」由紀のセリフが良かったですね
2度の出会いと3度の別れ・・・想いの強さを描いた童話や絵本の世界を思い起こさせるしろぴかワールドの真骨長を味わうのがこのしろルートでしょうね
他ルートに関してはネタバレしない程度に簡単に済ませますが、姫花ルートに関してはシナリオライターが2人居る事のマイナス面が顕著に出てしまった印象が拭えません
共通部分で蛇姫様と絡んでいるのにはじめましてってどういう事?など、幼馴染って設定が好きなだけに残念なルートでしたね
愛鈴ルートはlightと佐野晋一郎さんがタッグを組んだタペストリーをプレイしたユーザー推奨ルートとの事
愛鈴の父への想いを描いたシナリオで、その父がタペストリーの主人公なのですが、タペストリー自体プレイしていないんでそのへんは一度プレイしてからもう一度じっくりと楽しみたいルートですね
で、ツンデレキャラのアウロラルート
アウロラの抱える闇の部分や謎の部分が明らかにある訳ですが、この娘には幸せになってもらいたいなーって素直に感じられる一番のお気に入りキャラだったんで詳しいことは言いません、是非とも一度プレイしてみて下さい♪
Hシーンに関しては各ヒロイン3シーンづつと、少なめなのは否めませんが、CGの美しさ、繊細さは特筆すべきモノがあって素直に感心しましたし、何といってもBGMの秀逸さは近年でも群を抜く素晴らしさ!気がつけば口ずさむ毎日ですw
プレイ時間がかなり長目でダレる部分と、シナリオに若干の矛盾点が見られたマイナス点はありますが、正統派の萌えゲーって感じで、まったりと時間をかけてプレイするタイプのユーザーに是非一度プレイして頂きたい良作だと思います