強い意志を持って、愛するもののために戦う姿に感動した。
本当に素晴らしい作品だった。
登場人物それぞれに護りたいもの、愛するものがあり、
それぞれに自分にとっての「戦い」があった。
そして、皆必死に自分の戦いに臨んでいた。
国家や天皇(将軍)についてキャラクターやストーリーに上手に絡めて
考察してあるところも素晴らしかった。というよりこの部分こそが
この作品を唯一無二のものにしていると思った。
左翼の人にはつまらないところもあるのかもしれないけど、
あくまでも中立的、丁寧、穏健に話が進められているので
多くの人が共感できると思う。自分は心から感動した。
戦闘描写も非常にうまく、BETAとの熾烈で過酷な戦いは本当に疲れた。
BETAの独特な設定や、かなり細かいところまで考えられた作戦、
なかなか作戦通りにいかない実戦など、現実味があった。
各キャラの心の成長も丁寧に自然に描かれており、共感できた。
いや、むしろ丁寧過ぎるくらいだった。だからこそ登場人物に
心から共感し、喜んだり、鬱になったり、涙を流したりできたんだと思う。
国家の意義、命の尊さ、意志の大切さ、
生きることの悲しみ、愛の素晴らしさ…そして悲しさ
そんなものを感じさせてくれる本当に素晴らしい作品だった。
今まで人生で触れてきたもののなかで一番感動した。
これを超える作品に今後出会えるのだろうか?数年分泣いた…。
おそらく、日本や天皇というものに比較的強い想いを抱いている人のほうが
この作品を楽しめると思います。もちろんそうでない人も、
この作品の、愛、勇気といった普遍的なテーマに感動できるでしょう。
時間と心に余裕のある連休などに一気にプレーすることをお勧めします。