ウルル様ばんざ~い
某掲示板では、三界の至宝(笑)のノートやヴェルと違い圧倒的な人気を誇る竜族の姫君ウルル様の物語。
ライター自らが竜族を公言している事もあり扱いの良い竜族。
声優にも恵まれ、定評のある王子の原画ということで絵も他種族とは違い安定感抜群との高評価っぷり(某掲示板評価だがw)。
(・・・個人的にはそれほど観音王子も安定した原画を描いているようには見えない)
前半は面白く安心してプレイできるゲームになっている。
が、しかし、これは前作の感想でも書いたが、前作以上に酷いシナリオである・・・
魔族の若手のホープが、あろうことか竜族のトップの殺害をもくろみ、結果として大怪我を負わせ、その付き人であり竜族の中ではかなりのポジションにいると思われる人を殺害しちゃうのである。
魔族のトップはそんなことが起こってもお構いなし。神族のトップも他国の小競り合いを止めようとする気配なし。
危機感が無いのか、戦争の口実を探しているのか分かりかねる状態だ。
これだけのことが起こっても、作中で語られた時間内に限ればなぜか円満解決というのも凄い話だww
純粋な竜族が女性のみであることや、それを背景として国力に不安があるという事を考慮しても、これで解決というのは無理がある。
また、人族や神族にとっても対魔族戦争を始めるいいきっかけではなかろうか。
仮に竜族が円満に治めようと考えても、待遇改善を望むカースト最下層の人族や憎きライバルの魔族の上に立とうとする神族は後々なにかしらの行動を起こす事になるだろう。
そもそも、魔族によるテロは血の儀式に次ぐ2度目。最下層の人族相手だった前回と違い、今回は解決が無理ゲーすぎる・・・
前回も書いたが、本作も大団円編前提のお話であり、ストーリーの整合性も糞もない超手抜きゲームとなっている。
子供騙しとはよく言うが、子供も騙せないレベルのふざけたシナリオだ。
前作といい今作といい、とにかく期待はずれだった。
ちなみに今作でもギミックについては一切触れられていない。
数日後には4作目が出るわけだが、さすがによっぽどまともに作ってない限り買うことはないだろう。3作目も欲しかったが、正直今となっては探すのメンドイ。
下地は悪くないので、大団円編はまじめに作ってあれば良作が期待できそうではあるが、はたして・・・